11月24日(土)・25日(日)IchigoJam誕生の地 福井視察~Hana道場・第2回越前がにロボコン

11月24日(土)、25日(日)@福井県
視察者:メンター1名 サポーター2名
協力:鯖江市政策経営部、Hana道場(NPO法人エルコミュニティ)、株式会社jig.jp、株式会社ナチュラルスタイル、第2回越前がにロボコン関係者各位 ※順不同

Hana道場視察
デジタル寺子屋@つづきで使用している教材の一つ~IchigoJamは福井県生まれ。福井県では官民一体となり、子どもたちへのプログラミング普及事業が盛ん。元々組込みシステム産業がさかんな地域であることもあるが、それ以外に何か要因があるはずだと、『第2回越前がにロボコン』にぶつける形で、福井県を視察しました。
鯖江でプログラミング教室を開催しているNPO~Hana道場さんでは、集客、マネジメント、コンテンツ、利用している便利ツール等、運営全般に関することを多数質問。自分たちが向かうべき方向が見えてきました。道場にいた、明日の越前ガニロボコンに向けて機器の最終調整をする親子、ゲームを改造し、突然の来訪者である私たちをも驚かせてくれた子どもたち。そしてPCN京都の蘆田先生との偶然の再会等、密度ある時間を過ごせました。

第二回越前がにロボコン
『第2回越前がにロボコン』。想像以上の賑わいで、来場早々その高揚した空気に飲まれます。士気が上がるオープニングセレモニー、音響に照明。一見しただけで、子どもたちのための大会に、多くの方の協力や想いがあることがわかります。大会パンフレットにはルール、レギュレーション等が細かく記載。車検ブースもあり、規定サイズのアクリルボックスに、躯体が収まらなければNGというシステム。今年は昨年の約4倍~80組を超えるエントリーがあり、低学年、高学年に別れ、予選、本選とトーナメント形式で大会は進められました。

第二回越前がにロボコン
ロボットを制御するマイコン部分はチームにより異なりますが、やはり地元のIchigoJamが多かったよう。流石地元と言わんばかりに、本物の越前がにの甲羅をまとったロボットや、伸縮式アームを備えたもの、可愛さや派手さで攻めたロボット等、デザインにも創意工夫を感じられます。家族一丸となり参加しているチームが多く、プログラミングを介して、家族が一つのものに向かえるというメリットも確認。照明やコースプリントの軽微な差により、意図せずして予選と本線とではバトル環境が異なったようですが、制限時間3分間の中、環境に応じたプログラミングの書き換え、再配線、相手を出方をみながらの勝因ポイントの獲得やリトライ等、プログラミング以外の多くの判断力やセンスを必要とする、様々な要素が凝縮された大会なのだと驚きました。